たくやオンラインが足を向けて寝れない人たち
始まりの始まりの話はダラダラと長くなること間違い無しなので、ダイレクトにどんどん書いていきます。
はてさて?
CarryOn(キャリーオン)とは?
これはブランド名です。
その始まりとしてウーバーイーツバッグを自転車に安全に取り付けて運ぶためのキャリアーを最初に作ります。そのキャリアーを作るにあたって、たくやオンラインがドンドン、人との出会いを繰り広げていきますので、その様子を書いていきたいと思います。
まずは今回の登場人物。
たくやオンライン:このブログの主であり愛知県でひた走るウーバーイーツ配達員。
じゅんぺい:たくやオンラインの友人で自転車の整備士をやっていた。もちろん腕は確か。
ヒゲ:Bar Saloonの店長でたくやオンラインの古き良き友人。
野田社長:株式会社ノダキの社長さん。ヒゲからの紹介で出会った。キーマンです。
保田社長:Mmラジオのパーソナリティーのホタコンさん。土建屋の社長さんでもある。
山田社長:株式会社マウンテックの社長さん。
ゆうすけ:たくやオンラインの友人で溶接工をやっていた。今は長期休暇中。
落合社長:宝和化学株式会社の社長さん。
亀井さん:宝和化学の技術担当。
馬場社長:株式会社メイナンの社長さん。
細かいことを言うとまだまだいますが、とりあえずこんな感じ。
ここで言わせていただきたい。
「みなさん! 本当にめちゃめちゃお世話になっています! いつもありがとうございます!」
と僕、たくやオンラインが足を向けて寝れない人たちだ。
事の始まりは、じゅんぺいと連絡を取るところから。
さて、まずはこれをご覧ください。
ウーバーイーツバッグが宙に浮いていますよね?
これです。
これがCarryOnのキャリアー、CarryOn_0001『初号機』です。
簡単に言うとこのキャリアーを商品化して世に出したいわけです。
が、色々あるんです。
そしてあったんです。
そもそもがこの形でもなかったんです。
事の始まりは、じゅんぺいと連絡を取るところから始まりました。
2020年5月のゴールデンウィークあたりだったかな?
そもそもは、おかもち機? いわゆる配達機をスポーティーな自転車に取り付けてレンタル自転車をやれないかな? って言う相談をしたんです。
じゅんぺいは自転車技術のエキスパートなので的確なアドバイスをくれて、車体をキメ、自転車屋さんはここがいいかな? など、と簡単にことが運びそうな感じでした。
するとこんなネタがウーバーイーツ配達員の間で飛び交っていました。
うっ!
先にやられた感があったので、僕はこの地点でスネました(笑)。
じゃあオリジナルの配達機を作るしかない! とまぁ何故か意気込んでしまったので、もう引き返すことはできず。
じゅんぺいをBar Saloonに呼び出しミーティング。
どうしたもんかね〜。
と話していると、ヒゲが「もう僕はプランできてます」と速攻で方々に電話だったかメールだったか連絡を取ってくれた。
そこで後日、株式会社ノダキの野田社長と保田社長と合うことに決まりました。
じゅんぺいにも同席してもらい話をすることにしました。
ですが!
企画書もなきゃあ何も無い手ぶらでなんて話が通じるわけがないでしょう?
僕は渾身の力を振り絞ってこんなキャリアーが作りたい! とダンボールで制作してBar Saloonでミーティング。
あの頃の僕に言いたい。
おまえよくこれで話つけようと思ったな? (笑)
でもね、話はつくんです。
熱意さえあれば。
社長たちは大爆笑。
どうやら心を掴んだようです。
そして後日、保田社長が株式会社マウンテックの社長を連れてきてくれました。
ここで一つハードル。
図面が必要なんです。
普通ここから予算がかかってきます。
たくやオンラインはただのウーバーイーツ配達員。
借金とやる気はあってもそんなもんありません。
そこを快くまずは気持ちでやっていただけると山田社長がきたわけです。
話を聞いてくれ図面を書いてくれることを約束してくれました。
ですが、ここから時間だけが過ぎていきます。
おっけー、金は無理だ。
友達にも、銀行にも、バーであったどっかの社長さんにも、行政書士の偉そうな人にも、会計士の酔っ払いにも、その他諸々にも、図面ができてくるまでの間、ロゴを作り企画書を持ってとにかく金の工面をつけようとあちこち走りました。
答えはNOです。
おっけー、金は無理だ。
クラウドファウンディングを準備しよう。
でも現物もないのにどうやって?
ダンボール工作に誰も金を払うやつはおらんよ。
その通りです。
ちゃんとした試作機が必要なんです。
そしてこの時、気になったのが別の友達の反応。
このダンボールとフィックスキャッチと何が違うの?
さて急に出てきましたフィックスキャッチ。
それはこれです。123!
友達にはこれがあればいいじゃんくらいのことを言われ僕の熱意の塊のダンボール工作を真っ向から批判されました。振り出しに戻され周りを見渡したらゲーム盤を囲む友達は誰もいないくらいの孤独感でした。
その日はもうモヤモヤがどんどん溜まっていきました。
これは捨てられたな?
モヤモヤデーは2020年6月24日水曜日。
じゅんぺいと話をしてからすでに1ヶ月以上たち、山田社長と図面の話をしてから3週間たっていました。
ですが、このモヤモヤが幸運の兆しだったんです。
僕はその日、配達中に考えて考え抜きました。
すると一つイメージが浮かんだんです。
そのイメージが消えてしまう前に描いてしまおうとさっさと配達を中断し自宅に戻りバッグを部屋に入れ、紙をごそっと出してペンを握りました。
そしてウーバーイーツバッグをジッと見ているとその向こうにイメージに近い、これが見えたんです。指紋認証がピタッと合うみたいに。
あれ?
あれ? あれ? あれ?
ここからはもう大興奮。
興奮し過ぎて頭がうまく働いてない。
そして、この結合部分をカットして外さないと!
って、よく見たらボルトで固定されてるだけなんで、簡単に取れるんですけど、興奮しちゃっているもんだから、わけもわからず速攻で溶接工やってるゆうすけに電話。興奮している僕の説明はわけがわからないので、LINEでやりとすることにしました。
できるときは一瞬でできるもんなんですね!
この興奮を野田社長、保田社長、山田社長とのグループラインに送りましたところ、すごい行動力だと反応はいただけたのですが、いまいち釈然とはしませんでした。
前に何も進んで行かない。
このキャリアーを囲んで話をしましょうと言っても反応がない。
これは捨てられたな? って思ってですね。
正直ちょっとキレまして(笑)。
むしろちょっとスネましてね(笑)。
もういい! 自分でやる。
と、送った写真を全部消したんです。
そしてキャリアーの作成に取り掛かりました。
で、とりあえずできたのがこれ。
でも、ほとんど完成されてる。
後日、野田社長から連絡が入り、このキャリアーを見てもらいました。捨てられてなかった。よかった〜。
ここで保田社長と山田社長はプロジェクトから離脱。
(ちょっと寂しかったです。でも、とにかく感謝ですね。ありがとうございました。)
そして宝和化学株式会社と株式会社メイナンに繋がって行ったんです。
雨の中、宝和化学本社の前で、このキャリアーを全力でプレゼンしました。
すると試作機を作ってもらえることになったんです。
きたー!
そしてこの日は2020年7月14日火曜日に開発チームができたんです。
ここから少しずつスピードアップしていきます。
8月入ると試作のフレーム構造ができたと連絡がありました。
正直な話。
その写真をみて、「ん?」
って思っちゃいました(笑)。
どうなってるのかわからん。
よし現物を見してもらおう!
ってことで宝和化学の知多にある工場まで原付とばして行ってきました!
そして見せてもらってようやくわかった。
この構造に落ち着いたのか?
たくやオンライン考えます。
考え抜きます。
そしてグループラインに送ったラインがこちら。
簡単に言いますとかっこよくないと売れないので、かっこよくしましょう。
と僕は提案しましたところ、話し合いをしましょうと株式会社メイナンの馬場社長が推してくれたました。
この馬場社長の一手が決め手!
このあと開かれたミーティングが決め手となり。
僕らはこうなりました。
ブンブン!!!
やっているんですけど、ちょっとニャンニャンになっちゃいました。
ブランド名は?
CarryOn『運ぶ・続ける・持続する』
僕のアイディアをそのまま採用してくれました。
ですが、問題は山積みです。
つづく。